「はい、あーん」
お熱は なかなか下がらない。
彼女のランドセルは 真新しいままだ、、

 
お使い物に一点必要となり先日描いた「テトラパック」の絵と同時に三角形から発想していたトンプク・シーンをちょちょいっと。

薬包紙余談;

 洋画家 青木繁は その死の床で薬を飲まそうとした弟が 薬をこぼすと「俺の命の薬をなぜこぼす、、」と涙を流して怒り、薬包紙までも舐め回したそう。
無念のうちに 二十九歳没。
(山田風太郎「人間臨終図鑑」による)

 
版画家 田中恭吉は 絶望の枕元で
萩原朔太郎「月に吠える」の挿画を 残る力で 薬包紙に赤インクで描いた。全てを描き終えぬままに
心を遺して 二十三歳散。
薬包紙で小さな鶴を折り続けた子達もいました。
薬包紙が包んでいたものは 薬だけではなかったのです。

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